外資で経理するOLの小言

未経験から年収1000万円達成!USCPAホルダー外資経理OLのブログです。

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USCPA+簿記2級

USCPAを取得してから未経験で経理に転職すると、いろいろなギャップに惑わされます。まずはそのギャップを埋めるところからスタートするわけですが、このキャッチアップを短縮させるには簿記2級の取得をぜひともオススメします。そもそもですが、だいたい転職時の面接の際も、簿記ホルダーか聞かれたりもしますので、未経験者は転職活動時には合格している方が評価が高いです。

 

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USCPAの学習は、比較的会計の概念的な知識の習得を図ることをメインにしているので、実務ですぐに必要となる簿記演習がさほどに充実していません。そのため勘定科目も必要最低限しか登場しませんので、本質的なところは理解できていても、具体的な処理に落とし込めません。いざ実務の世界では、勘定科目は補助科目含めかなり細分化されていて、それぞれに定義があります。例えば、USCPAの学習では、Accounts payableで片付く負債勘定も、買掛金・未払金・未払費用、預かり金などに分けて管理をします。(実際にはもっと多いです!)ちなみに、外資ではやや集約されますが、それでもUSCPAの学習だけでは足りないです。このような要領で、あらゆる科目が微妙な性質の違いごとに細分化されています。

 

 

BATICなどの英文簿記演習もそれなりに役に立つかと思いますが、なぜ簿記2級をオススメするかといいますと、やはり日本で実務に携わる上では、日本企業でも外資でも日本語で会計用語を知っておく必要があります。日本企業においては言うまでもありませんが、外資で働く上でも必ず必要となります。といのも、前にもお話した通り、外資系企業も日本で税務申告を行いますので、JGAAPの財務諸表を作成しなければなりません。USGAAPもしくはIFRSで作成している財務諸表も、申告用に作り直します。これを組替とよびますが、必要に応じてJGAAPで認められていない仕訳計上などは相殺仕訳を入れるなどして、申告用に調整します。この時に、日本語の勘定科目で表記しますので、日本における勘定科目の概念も知っておかないと、この組替ができないということになります。

 

 

経験を積みながら、自然に覚えていくのも手ですが、簿記2級は集中すれば2週間程度でも網羅できる内容です。ぜひ、USCPAと合わせて取っておくことをオススメします。