外資で経理するOLの小言

未経験から年収1000万円達成!USCPAホルダー外資経理OLのブログです。

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USCPA ライセンス取得について

米国公認会計士の試験合格は必ずしもそのまま「=ライセンス取得」にはならないことを以前もお話ししたと思います。私自身、ずーっと頭の中の片隅にいつかはライセンス登録したいなという気持ちがあったものの全く前進はしていないのも事実でした。最近になってまたライセンス取得を目指そうかなという気持ちが大きくなってきたので、ライセンス取得のメリット・デメリットなんかを主観ですが少し話そうかなと思います。

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まず、今まで積極的に取得に向けて動いてこなかった理由ですが、とにかく費用がかさみます。日本人で国内で実務を積んでいるのであればワシントン州がライセンス登録有力候補の一つになるかと思いますが、ワシントン州に登録するにはまずワシントン州の受験資格条件を満たさなければなりません。すなわち会計に関連する大学の履修単位数をクリアしないといけないわけですね。私の卒業した学部は会計関連ではなかったので、丸々初めから取得し直しとなります。専門学校のプログラムを利用して単位履修を図ったとして、ざっと費用を見積もってもそれだけで50万円ほどかかります。それに加えて学習時間も同時に割かれるので、時間的にも費用的にも大きな負担となります。さらにはAICPAおよびワシントン州主催の倫理試験の合格もライセンス登録の条件になるため、考えただけでも気が遠くなるのです。こんな一連の苦労の末にライセンス登録をしても、おそらく転職活動では大した評価は得られないのが現状のため、私はこれまで前向きに取り組んできませんでした。試験合格だけでそれなりの知識の証明になりますし、第一働くのは日本なわけで、必要なのは知識だけで十分なのです。

 

でも、そんな私がそれでもやっぱりライセンス登録しようかなと強く思い始めた理由があります。自己啓発と言ったらそれまでですが、やっぱりグローバル企業で働く上では十分なステータス、評価の基準になるのです。グローバル、日本でいうとアジアの一部ということになりますが、そんな中で少し視野を広げて見たときに、USCPAホルダーであることは、意識の高さ表示となります。試験合格だけでは名刺に書くこともできませんので社内であっても公にアピールすることはできません。日本の会社で経理として働く上では、なかなか昇給も頻繁にないでしょうし、USCPAのライセンス保有が昇給に関わることもないでしょう。ですが、グローバル企業は評価に見合った昇給があります。評価される人には仕事が回ってきます。それに答えることでまた昇給していきます。昇給と言ってもどれくらいでライセンス費用をペイできるのかという疑問もあるかと思います。会社次第であったり本人の器量なども大きく影響しますが、私自身の経験や周りのお話などを参考にすると、早ければ1年、遅くても2−3年あれば十分に取り返せると思います。

 

今まさに資格学習に励んでいるということであれば、先行投資としてのライセンス登録も一つ考慮する価値はあると思います。どんどん使わない知識は忘れていくのでフレッシュなうちにライセンスまで取ってしまう方があとあと奮起するよりよっぽど楽なものです。