外資で経理するOLの小言

未経験から年収1000万円達成!USCPAホルダー外資経理OLのブログです。

【スポンサードリンク】

大学生必見☆在学中に取るべき資格USCPA(米国公認会計士)

私が学生の間に達成するべきだったこととして後悔していることがあります。それは、在学中にUSCPA(米国公認会計士)の資格取得をしなかったことです。当時は、アルバイトやサークル活動、旅行や買い物ばかりに没頭していて、USCPAという資格の存在自体も知りませんでした。夏休みを利用して短期留学なども経験しましたが、ビジネスで使えるほどの英会話が身につくこともなく、今思えば本当にちゃらんぽらんな学生生活を過ごしてしまったと思います。学生生活の4年間で何か達成しておきたい、新社会人の一歩を踏み出す前に何かできることを準備をしたい、就職に有利になる武器を身に付けたい、そんな思いを悶々と持ち続けながら、ただ時間だけが過ぎてしまうことはよくあることです。実際、私もそうでした。今日は、学生のうちにUSCPAを取得すべき5つの理由についてこちらで話したいと思います。なお、すでに社会人スタートをしている人も遅すぎることはありません。私自身も20代半ばで学習をスタートして今に至りますが、この資格を手にして後悔したことは一度もありません。30代からであれば、明確な目的にあったキャリアアップが前提になると思います。

【スポンサードリンク】

 

 

私が、USCPAの資格学習を学生時代、または社会人のなるべく早いタイミングで始めることをオススメする理由は下記の5つです。

 

  • 日本の大学で学ぶことは社会人生活での実務に直結しないため役に立たない(ことが多い)
  • 営業、技術職、経営者、Youtuberなどどんな職業についたとしても会計知識は必ず役に立つ
  • USCPAの学習は簿記と違って、会計処理だけでなく会社法・税務・経営学なども広く浅くカバーしている
  • 学習時間は1000時間程度と公認会計士の3分の1程度
  • 英語学習を兼ねることができる

 

 

日本の大学で学ぶことは社会人生活での実務に直結しないため役に立たない(ことが多い)

役に立たないのではなく、役に立てることができない社会になっている、が正しいのかもしれません。これは日本社会におけるキャリア育成とも関係していると思います。日本の新卒採用は、理系などの専門性の高い分野を除いて、特に文系採用では総合職と一般職とに分かれるのみで、学生は入社してみないと自分自身がどのような仕事を任されるかはっきりとわかりません。世の中にどんな仕事があるのかもよくわからないまま、就職した会社でたまたま配属された部門の仕事をただただ行います。異動を命じられれば、営業だった人も次の日から人事や総務の仕事をします。崩壊しつつある終身雇用が前提だった日本では、1社で勤め上げることが美徳という考えなので、社内でマルチに業務をこなせるオールラウンダーの育成に力を注ぐ傾向が少なからずありました。現在、終身雇用は崩壊し、転職も盛んにはなってきていますが、肝心な新卒採用のあり方は変わっているように感じません。採用する企業は、学生時代に何を学んで、それをどの職種で活かせるかという実践的なことよりも、地頭の良さや柔軟性、忍耐力、協調性などの資質的なところを重視して選考を行なっている印象があります。一方、学生の多くも企業そのものに興味を持つ傾向にあり、職種という軸で就職活動を行う学生は少数派です。問題なのは、一度社会に出てからやりたいことを見つけ、実現するには、未経験というハードルが重くのしかかり、なかなか門戸を開くことができないということです。学生の時から明確にビジョンを持ってればリクスを最小化できますが、何がやりたいかすら考えていない学生も少なからずいるはずです。学生時代にやりたいことが明確で一直線という人以外は、USCPAの学習を始めてまず損はないです。社会にでた時に、場面場面で必ず役に立つ知識がカバーされています。また、いつしか新しいことを始めたいときにこの資格が保険になります。失敗したとしても、資格で学んだことと実務経験での接点を見つけてプレゼンすれば、USCPAはあなたのキャリアを肯定する盾になります。USCPAで学べることは広く浅いですが、どんな一般教養よりも社会に出た時に実践的に役に立ちます。

 

営業、技術職、経営者、Youtuberなどどんな職業についたとしても会計知識は必ず役に立つ

どんなビジネスであっても、いかなるビジネスは利益を生み出すことを1つの目的としているので、ビジネスに携わる以上多かれ少なかれ、損益を測る手段である会計と繋がっています。営業であれば、得意先の採算を理解した上で売り込む方が説得力が増します。利益を産まない商品は誰も買いたくありません。また、技術職であってもプロジェクトを管理する立場になれば、研究・開発に関する採算を気にかけるのは当然のことです。経営者はもちろんのこと、Youtuber、コンサルタント、SE、バックオフィス全般など、どのような職種においても、優先するかどうかは別にすれば、会計知識を得ておいて損はありません。

 

USCPAの学習は簿記と違って、会計処理だけでなく会社法・税務・経営学なども広く浅くカバーしている

経理だけでなく人事や総務、契約法務などバックオフィス全般に携わっている人はビジネスというものが法律に基づいて行われているということを理解しています。なんとなくコンビニで水を購入するという手続きにも目に見えない契約が存在し、その契約は法律に基づいています。会計処理の背景にも契約があり、その契約の後ろ側には法律があります。会社法を理解することは、会計の背景を知ることでもあります。USCPAの学習なので、カバーする範囲は米国の連邦会社法にはなりますが、コンセプトを理解する取っ掛かりとしては十分で、国内の会社法を理解する際のベースとして役に立ちます。また、浅くはなりますが、ビジネスを経営する上で必要となる意思決定の指標や、事業の採算分析など、ビジネスを数字軸で評価するための知識も得ることができます。

 

学習時間は1000時間程度と公認会計士の3分の1程度

試験合格までの道のりがどれくらいなのかは、モチベーション維持の観点でとても重要要素と思います。学生生活も楽しみたいし、学生生活を終えた時に、勉強しかしていなかったという結果にはなりたくないと思います。必要最低限の知識を効率よく身に付けられればベスト極まりないです。私自身、社会人になってから、働きながらUSCPAの資格試験の勉強を開始し、1年で合格することができました。学生で短期集中できるのであれば、最短半年で全科目合格を狙えるくらいの学習時間です。

 

英語学習を兼ねることができる

完全にオマケではありますが、当然英語で試験を行うので、嫌でも英語を読み続けなければなりません。1000時間英語に触れる以上、英語が上達しないはずがないです。特に英文を読むスピードは、試験を終えたころ見違えるほど早くなっています。なお、試験で使われる英語は、高校生レベルなので難しくありません。初めはゆっくり読みながら理解し、慣れると1問数十秒で読めるようになります。

 

いかがでしたでしょうか。学生時代に無駄な時間を過ごしたくないが公認会計士などの難関資格にチャレンジするほどの覚悟はないという人は、USCPAの資格学習をぜひ検討してみてください。また、社会人としてすでにスタートを切ってしまったが、今の仕事の内容に疑問を感じている方にもぜひ検討をしてもらいた資格です。自分の就職先は正しかったのか、今の仕事は本当に自分がやりたかった仕事なのか、この先の自分のキャリアパスがイメージできないなど、不安や疑問を抱えて悶々している時間がもったいないです。