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評価される部下の特徴【「地頭力を鍛える」を読んで】

組織の中で働く上で、評価というのは自分の努力を測る一つの指標となります。自分自身が努力した結果がどれくらいの価値があるのか。低い評価を望む人はなかなかいないと思います。誰だってできるなら昇級・昇格したいし、給料も多く欲しい。そのために高く評価されることを望みます。でも、評価されていると感じている人は世の中にそれほど多いイメージがありません。私自身、評価されていないと感じた経験は多々あります。評価されないのであれば、評価されるための行動をすればいいですし、環境的に難しいと感じれば環境を変える努力をしたらいいだけの話です。それでも、不満を抱えて働き続ける人は、面倒くさがって環境を変える努力もせず、できない理由を探す自分から目を逸らして、環境や何かのせいにしているからではないのでしょうか。私自身、そのような経験をしたことがありますが、今になって感じるのは、上司はそれを見抜いていて、なおかつそのような人を評価しない傾向にあるのです。

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では、一体どのような人が評価されるのか。私なりの経験に基づく答えは大きく分けると、以下の3つです。

  • 仕事に対する姿勢や考え方などが、上司と似た性質をもつ人
  • 圧倒的なスキルで結果を残す人
  • 上司の発言に対して素直な人

 

仕事に対する姿勢や考え方などが、上司と似た性質をもつ人

 まず、仕事に対する姿勢や考え方などが上司と似た性質をもつ人は、とても有利に働きます。お互いの意図があうんの呼吸のように伝わるので、上司としても居心地がいいですし、部下も上司の意図するアウトプットのイメージがつきやすいため、成果を残しやすいです。また、最低限の努力で評価を得ることができるので、コスパがいいです。しかし、上司ばっかりは選べませんので、このパターンに当てはまる人は多くないと思います。私もこれまでの経験で一人だけでした。

 

圧倒的なスキルで結果を残す人

次に、圧倒的なスキルで結果を残す人ですが、このパターンにあてはまる人は実は損する人も中にはいます。上司よりできる部下を好ましく思わない人は、あえて評価を下げる上司もいるので、そうゆう場合はさっさと転職することをお勧めします。しかし、私の経験では、多くの場合、優秀な上司は優秀な部下を好みます。いてくれるだけで、成果を残してくれますし、その成果が自分の評価につながるので当然でもあります。なお、圧倒的なスキルと言ってもそんな大それたスキルはいりません(あればなお良いですが)。チームを見渡して、何か1つでも秀でるものがあればいいと思います。経理で言えば、エクセル・ワード・パワーポイントなどでもいいですし、システムに強みがある、会計・税務知識、他部門との友好な関係における交渉スキル、会社のビジネスに詳しいことなど挙げたらキリなくあると思います。ここはあなたにお願いしたいと、上司に思わせるくらい長けることがポイントです。

 

上司の発言に対して素直な人

 最後に、上司の発言に対して素直な人というのは、忠犬ハチ公のような人ではありません。何か相談や依頼があった時に、まっさらな心でその話を受け入れられることを意味します。できない、無理、考えたことありません、というような回答を仮にするとして、それは過去の経験から想像して面倒くさい、困難だろうと結論づけていると思います。そうではなく、肯定できるような仮説を想像して答えると、〜という前提があればできます、〜さんの協力があればできます、などと回答のイメージがグンとポジティブになります。会話をポジティブに転換できる人と一緒にいるほうが上司・部下という関係を差し置いても気持ちがいいものです。

 

1つ目は運も大きく左右しますが、残りの2つは今日からでも少し意識を変えるだけで、実践可能ではないかと思っています。ちなみにここで話したことは、もともと漠然としたイメージにはあったものの、言葉にするヒントになったのは、タイトルにもある通り、「地頭力を鍛える」という本を読んでからなのかなと思っています。この本では、評価されるためには完璧なアウトプットを残す必要はなく、柔軟な対応力こそが大切であり、そのための発想の転換の仕方のヒントをくれます。マンガバージョンだと2時間もあれば読めてしまうので、STAY HOME中のオススメです。