外資で経理するOLの小言

未経験から年収1000万円達成!USCPAホルダー外資経理OLのブログです。

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どうしても先行きが明るくないと感じる時の対処法

どうしてもモチベーションが上がらない、前向きな気持ちになれない、こんなはずじゃなかった、そうゆうネガティブな感情に圧倒されてなんとも苦しくてたまらない時がありませんか。私はUSCPAを取得して転職したあとしばらくして、そうゆう負の気持ちに苛まれて辛かった時期があります。今考えると、理想と現実のギャップに悩んでいたんだと思います。

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たとえUSCPAを取得したとしても、チームの中では実務ができる(と、上司に思われている)人の方が評価が高いのは当然ですし、どんな業務を任されたとしても勉強させてもらっているという意識があれば、無意味と感じる作業にも自分なりの意味を見つけて、前向きに取り組むことができると思います。でも、そんな思考に至る余裕がないほど、残業しても片付かないほどの業務量に追われていたり、人間関係に悩まされたり、生活が潤わないほど満たされないお給料だったり、いろんなマイナスな状況によって、どうも前向きに物事が考えられない時があると思います。(そんなことないという人は、そのまま突き進んでくださいね。)今日は、私が以前、そんな負のサイクルからどう脱却したかをお話ししたいと思います。

 

私の場合は、当時の主観ではありますが、下記のような悩みを感じていました。

  • 難易度の低い業務しか任せてもらえない
  • ジョブローテーションの希望が通らない
  • 上司に評価されていない
  • 昇級・昇格するイメージが想像できない
  • 給料が手取りで20万円ない時がザラにある
  • 上司のパワハラ
  • (彼氏にふられる)

 

失恋はさておき(笑)、上記のような悩みを抱える日々が2年くらいは続いていたと思います。どうしたら抜け出せるんだろうか、転職するしかない、けれど転職するにも経験値が足りない。当時、私の頭の中はそのループでした。結論は、Big4のアドバイザリー部門からオファーをもらったので、転職しようと決心した矢先に、退職希望の話聞いた取締役の一人から部署異動の誘いがあり、退職を思いとどまって異動することで職場環境を変えました。ちなみに、経理部門は経営層と密接しているので、その取締役とはたまたま面識がありました。当時を振り返ると、社内異動で問題を解決できるなら、低リスクに新しい経験を積める絶好のチャンスだと感じましたが、退職届けの撤回をお願いすることは、かなり勇気がいる決心でもありました。そして異動先というのは、海外子会社のバックオフィスの全般的なサポートを行なっている部門で、私は主に海外子会社の経理業務支援を担当しました。そこでは、会計ソフトの導入や、連結決算に対応した記帳アドバイス、海外拠点の税務リスクの検討や内部統制関連に加え、契約法務や海外子会社設立支援など本当に多岐に渡る経験を積むことができ、結果自分にとって本当にプラスの経験となりました。

 

私の場合は、たまたま部署異動という選択肢がありましたが、転職したとしても自分にとってプラスだったと思います。なぜそう思うかというと、環境の変化を自分自身が望み、変化に対する期待をはっきり決めていたからです。まず、仕事面で悩みを抱えた場合、選択肢の1つとして一番に思い浮かぶのは転職活動だと思います。また、それは間違いのない選択肢だと今でも思います。問題を解決するには、環境を変えるか、自分を変えるかしかないからです。両者を比較した時に、環境を変えることの方が圧倒的に簡単です。ただ、むやみに転職を繰り返すことは、その後のキャリアに不利に作用することがあるので、環境を変えても解決しない場合は、不満体質な自分と向き合う必要が出てくるかもしれません。環境を変えることは正しい選択ですが、変わった時に自分自身がハッピーにならなくては意味がありません。ハッピーだと感じられるようにするには、何が自分にとってハッピーかをあらかじめ自分の期待値を決めておくことが大切です。そうすることで、より達成感を感じやすくなります。漠然とした気持ちで取り組むと、変化に鈍感になり、自分を認めてあげるタイミングを失います(=ずっと不満を抱えたままとなってしまいます)。

 

私がこの時に環境を変えることで、こうなったら自分はハッピーと決めたの以下の2つです。

  • とにかく新しい経験を積めること(会計のみならず、周辺知識も含めて)
  • 自分の直接の上司となる人が私を求めていること

たったこの2つだけです。給料については、経験値も低いこと理解していたので、特に求めませんでした。コンサルティングファームもエントリーレベルからのスタートだったので、提示された給与はBig4とは言え、あまりよくありませんでした。アドバイザリー職の場合、監査部門のスタッフクラスよりも1つ下のクラスがある(?)ようです。

 

とにかく新しい経験を積めること(会計のみならず、周辺知識も含めて)

新しい経験によって、自分自身のレジュメを肉付けしたかったのも事実ですし、早く会社という組織運営の全体感を捉えたいと思いました。規模が小さくてもいいので、全体を見渡すことで、各業務の細部というよりも業務間の繋がりを意識したいと思いました。結果として、繋がりを意識することにより、背景に注目できるのでロジカルな思考力を養うことができたと思います。そして、その能力は汎用的に様々な業務に応用できます。抽象的な説明になってしまいましたが、例えば究極的には、1つのある作業に対して、なぜこの作業が必要なのかと突き詰めることによって、その作業の本質を理解しようとします。本質を理解できれば、目的を達成できれば手段(=作業)のあり方を変えてもいいということになります。こうして作業のカスタマイズを繰り返し、数々の業務改善を行ってきました。

 

自分の直接の上司となる人が私を求めていること

 当初この会社に入社した時、採用マネージャーは部長でした。なぜかというと、課長は近い将来定年退職を予定していて、課長候補も同時に採用を行っていたからです。入社後しばらくは、定年を間近に控えた課長の下で働かせてもらい、楽しく勉強しながら実務経験を積んでいたのですが、新しい課長が上司になってから状況は一変しました。単に相性が悪かったといえばそこまでですが、欠点ばかりを見つけて突いてくるような上司で、私自身どんどん自信を失っていった時期でした。組織の一員として働く以上、少なくとも上司からの信頼がなくては、部下に最良のパフォーマンスは期待しにくいと思います。私は、自分を信じて頼ってくれる人の下で働くことを強く望み、そうゆう人の功績に貢献したいと思うことで、自身の成長を促してこれたと思っていまし、この考え方は今後も変わらないと思っています。 

  

上記の2つの条件は、異動でも転職でも何れにしても叶えることができました。なので、どちらを選んでも間違った選択だったとは思いません。ただ、今の自分は、その時異動を選んだ自身のキャリアの延長線上にいることは事実です。どんな道であれ繋がっています。道を切り開いて自分を押し進めるも、分岐点で立ち止まるも、その責任の主体は自分自身です。何を理想とするかは人ぞれぞれですが、その理想って一体どんな自分なのか明確にイメージしている人はそれくらいいるのでしょうか。漠然とした理想は永遠に叶いません。今なんらかの悩みを抱えている人は、まず深呼吸をして、理想のイメージを今の自分に達成できそうな範囲で具体化し、行動を起こしてみてはどうでしょうか。