外資で経理するOLの小言

未経験から年収1000万円達成!USCPAホルダー外資経理OLのブログです。

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テレワークの賛否

国内企業で経理業務に携わる方はなかなかテレワークというわけにはいかず、出社を強いられていることも多いのではないでしょうか。外資系企業はロックダウンを行なっているような国々にも拠点があったりするので、そのあたりは柔軟な対応が可能となる環境は整っているかもしれません。とはいえ、証憑関係を紙ベースで扱う企業では、外資であっても、担当者レベルの最低限の出社は強いられることもあるかと思います。わたし自身、2月下旬から原則テレワークに切り替わり、これまでのその間に出社した日数は3日程度と、コロナ以前を思うと考えられない日常が続いています。

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テレワークでもビジネスをある程度回転させていけている状況がしばらく続くと、次に会社が考え始めるのがオフィスの存在意義です。都心部などに高い賃料を払って借りているにも関わらず、オフィスの中は空っぽで、それでもビジネスが回るのなら、真っ先に必要性を問うのは当然ですよね。富士通が原則テレワークを打ち出し、オフィスを50%縮小するというニュースを見て、初めは富士通規模でその決断は思い切った決断だなと思いましたが、右にならう柔軟な企業は今後増えるのではと思います。そして、わたし自身の会社もまさにその1つになろうとしています。まだ、可能性を模索している段階ではありますが、取り分けIT業界は人件費や外注費の次にコストがかさむのがオフィス賃料といっても過言ではありません。大幅なコスト削減はどんな会社でもウェルカムです。

 

そこで、わたし自身がテレワークに関して、ポジティブなのかネガティブなのかという話なのですが、基本的にはポジティブで、在宅が標準化されることに対して賛成です。対面で顔を見ながら話すことによって得られる心情的な安心感や、信頼関係の構築しやすい環境などもありますが、個人的にはテレワークによって、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなり、日常の中で仕事の占める割合が下がっていっている傾向にあります。決して生産性が下がっているのではなく、オフィスよりも効率に業務を回すことで、プライベートに割ける時間が増しているイメージです。経理業務は在宅だと非効率だと主張するメンバーもいますし、それも間違っていませんが、そういう人はオフィス勤務でも不満を主張するタイプです(持論)。現在置かれている環境の中で、最大限に効率化を図り、むしろこれまで以上のパフォーマンスをあげてやろうという気持ちがあれば、非効率を改善できるような行動を自然ととっていると思います。

 

あれがないから不便、これがないと仕事ができないというネガティブに繋がる負の発想を追い出そうと意識し続けていたら、テレワークはなんて融通性の高い、社員主体の働き方なんだろうという結論にわたしの中で行き着きました。そうは言っても、オフィス勤務の良さももちろん理解しますし、場所でメリハリを切り替える人なんかも多くいると思うので、一人一人の意見は異なりますが、今置かれている環境をポジティブに受け止めて自分にフィットさせていくと、ものの見方にも広い意味で良い影響をもたらしてくれるのではないかなと、ここ最近改めて感じています。

 

テレワークを充実させるためのサービスや暮らしのヒントがこれから新しいビジネス需要を生み出しそうな気がしています。モノやサービスで溢れかえっている世の中ですが、時代や環境の変化の中で、また新しいニーズが生まれ、それに応えるビジネスチャンスが転がっています。コロナという世界的な苦境ではありますが、この苦境を糧とした新しいイノベーションやテクノロジーとこれから先出会うのが楽しみでもあります。