外資で経理するOLの小言

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不満ばかりを言う部下から学ぶこと

常に前向きでありたいと思って日々を過ごしていますし、そのために自分の中で意識すべきことをいつも頭の中で描きつつ、忘れそうになったら深呼吸して、毎日やりくりしています。最近強く意識しているのは、抽象的な説明になってしまうのですが、自分の言いたいことを言い過ぎないようにしています。言わないことにより、会話の相手を勝たせてあげるようなイメージです。言いたい放題で自己満足度をあげるよりも、ウィンウィンである方が自分自身より満足と思っています。

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ただ、そうゆう前向きな意識を一瞬忘れそうになる時があって最近の多くの場合、部下とのコミュニケーションだったりします。今の時代、上司より部下の方が立場が強いです。日本企業でも最近はその傾向が現れつつありますが、外資系企業ではその傾向がとても強いです。ちょっとしたことでハラスメントとして扱われます。ハラスメントという言葉が一人歩きしすぎて、かつて本当にハラスメントとして扱われたことが犯罪級なくらい、今の時代は本当に軽いことでもハラスメントになってしまいます。

 

部下の不満というのは、究極的には評価されない不満なんだと思います。言葉を変えて色々な表現をしたとしても、結局はもっと認められたいという願望に着地するのかなと思います。そうゆう気持ちは、少なからず私にもあるので理解できます。ただ、ネガティブにそれを相手に伝えても、それがプラスの評価に働くことはごく稀だと思います。なんなら、なるべくなら関わりたくない、とか、そんな人のキャリアプランを考えることさえ無駄、とまで思いたくなってしまいます。そんな風に思ってしまうこと自体、私自身がマネージャー失格なのかもしれませんが、マネージャーも人間なのでそれもまた事実なのです。そうゆう瞬間、前向きさを一瞬忘れそうになります。

 

不満を持つことを否定もしないし、思っていることを上司に伝えることも大切だと思うし、自然体でいることは人間としてとても重要なことです。だから、いつでもどんな相談についてもオープンな姿勢を取っているつもりだし、なるべくその人たちを評価できるようなアクションを取ってもらえるような切り返しを意識して話を聞くようにしています。もっとも、全く聞く耳を持ってもらえず、重箱の隅をつくようなツッコミで返事をされたりして、私の意図をくみ取る余裕さえ相手にはないのですが。もっともっと自分の置かれている環境を俯瞰して欲しいと思うのです。きっと俯瞰できないほどの不満に苛まれ、苛立ちや悲しみなどのネガティブな気持ちに圧倒されて余裕がない状況にいるんだと思うのですが、やっぱり思うのは自分の不満は自分でしか解決できないのです。

 

相手に変化を求めても思うように行くことの方が少ない。ならば自分自身が割り切るか、環境を変えるかしかないのです。相手に変化を求め働きかけることはできます。けれど、結果を期待するのはNGです。いつも部下の不満のはけ口に付き合うときは、どうしたら自分がストレスを感じないように仕事ができるのかを念頭に置いて話をします。誰々がこうしてくれたら、とか、この業務がなくなれば、もっと時間に余裕があれば、などいろいろなタラレバはありますが、それらの環境は全て変えられないことを前提にして、業務の着地に異常がなければ、どんな手段でもやりたいようにやってかまわないと伝えるようにしています。不満を解消するためのチャレンジをする中では、ちょっとした間違いも気にしません。次に注意できればいいし、それ以上に新しい発見から得られる成長にワクワクします。

 

部下から不満を打ち明けられて、例えば私自身にも不満がある時に、こうゆう伝え方では相手にいい印象を与えないなとか学びを得られることもあるので、多少ポジティブに学んでいるとも言えるですが、やっぱり伝え方ってあるよね、と改めて思うのです。そんなときに、過去にも記事を書いたことのある「伝え方が9割」という本を思い返して、また助けらたりします。不満があるからこそ、世の中は発展できるし、テクノロジーが進化するのも事実です。不満は未来への原動力です。どうしたら不満を成長へ導けるかも自分次第。部下の不満の物言いそのものを変えてあげることはできませんが、今まで以上に、お互いにウィンウィンになるコミュニケーションを部下に促すことは私にもできるはずです。部下に不満があるから今自分がこうしていられる、とも捉えられますね。はあ、明日からまた頑張ろう。