外資で経理するOLの小言

未経験から年収1000万円達成!USCPAホルダー外資経理OLのブログです。

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経理マンがUSCPAを取ると何がいいのか

経理業務に携わって、もっとキャリアで上を目指したいとなったとき、何らかの資格勉強を始めることを選択肢の1つとして考えることは多くあると思います。日本の資格であれば簿記・公認会計士・税理士など、英文会計ならUSCPAやBATICなど、自分の勉強したいことや向かいたい方向性に合わせて、どの資格が自分に合っているかを検討し、興味が湧いて、もし覚悟がきまれば、専門学校を決めて、いざ勉強開始となると思います。

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どれくらい勉強したらいいのか、科目合格はできるのか、本当に自分はやりきれるのか、などなどいろんな不安の中、決断してやりきった人だけが合格を手にします。合格した後の明るいキャリアをイメージして、ただただ前に進むしかないのですが、合格した先にどうなるかというのは、合格してみないとわからないのも事実です。日本の公認会計士に合格したとしても、そのタイミングで監査法人に合格者を受け入れるキャパがなければ、せっかく合格したとしても別の道を考えなければなりません。

 

USCPAに限ってお話をするとすると、私自身は経理未経験でUSCPAに合格したのと、合格した当時はリーマンショック直後だったので、キャリアをスタートするにあたり、かなりの苦労がありました。しかし、今すでに経理業務に携わっている人で、グローバル企業でキャリアアップを図りたい人には、USCPAは必ずプラスに働きます。長年の経理経験を積んだとしても、その中で携われる範囲は限られており、経験だけで多くのことを網羅しようとすると、自分だけではコントロールが効かないのと、転職活動時に企業が求める経験と自分の経験とがうまくマッチするとも限りません。そもそも完全に業界が違えば会計も異なるので、完全なるマッチは存在せず、お互いの妥協点で採用が決まると思います。

 

例えば、とある企業の採用において、その妥協点が80点だとして、自分の経験が60点くらいだとしても、USCPAを持っているとプラス15−20点くらい下駄を履かせてくれるイメージです。もし自分の経験が70−80点だとしたら、経験・知識でのスキル面では誰にも劣らないということになります。その下駄の中身ですが、USCPAを持っていることで具体的には以下の強みを示せるのです。

 

  • 努力を続けることができる
  • 結果を残すことができる
  • 経験では足りない部分を知識で補うことができる
  • 今後も会計分野でスキルアップしたいというキャリアに対する一貫性を示せる

 

USCPAというのは要はキャリアアップにおけるファストパスのような役割をすると思っています。20代で下っ端の仕事しか任せてもらえない、30代で中堅的な役割を果たしているが早く管理職に上がりたい、40代でもっと自分のスキルに箔をつけてエグゼクティブな転職を図りたい、などなど現在の経験値や立場などでいろんなニーズがあると思いますが、USCPA全科目合格がそれらの目標への近道を導いてくれます。そして、最終的には、USCPAMBAがない場合、グローバル企業における経理部長職としては、事実かなり物足りなさを覚えます。自分は部長職までは目指していない、と今思っている人も、未来の自分が何を求めているのか、または求められているのかなんてわかりません。経理業務に携わっている人であれば、USCPAにチャレンジして損はないと断言できます。