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「バリキャリ」という言葉に対する違和感

男女平等の世の中で、女性も男性と同じように働き、結果を求められる時代に、キャリアを追求する女性にのみ「バリキャリ」という言葉が使われています。男性は働くのが当たり前で、女性は結婚して家庭に入るものという根強いイメージが今でも残っていることの象徴なのでしょうか。私自身、たまに(しかも女友達に)「バリキャリだね」と言われるのですが、仕事人間のつもりもないし、プライベートを誰よりも(笑)とても大切にしています。

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仕事人間のつもりはないですが、自身のキャリアについて、真面目に取り組んできたことは間違いありません。仕事でもプライベートでも目標意識を大切にして、結果を残していくことにこだわってきました。仕事は特に、自分の努力がそのまま見返りとして返ってくることを期待できたので(幸運にもそうゆう環境にいたので)、より意欲的に取り組むことができました。たしかに世の中的には男女平等と言われていても、女性は結婚して家庭に入ってしまうこともできるので、キャリアに対する意識の比重が男性より低い傾向にあるのは否定できないと思います。だからこそ、ビジネスシーンで努力をしている女性はそれだけ突出しやすいとも思います。

 

時代の変化とともに、女性の憧れる女性に対するイメージも変わりつつあるように感じています。かつては、勝ち組の女性=玉の輿に乗って専業主婦になる、みたいな夢の方程式が成り立っていたところがあると思いますし(主観)、今でもそうゆう生き方に憧れている女性も少なからず存在しているだろうと思います。ただ、そんな時代においても、本当のところの憧れの対象が玉の輿に乗ることだったのかがそもそもの疑問です。私自身は、相手の経済力に委ねて自分自身の立ち位置が決まるような他力的な考え方が嫌でした。自分自身の容姿に自信があるわけでもなかったので、そうゆう生き方は無理かなと諦めていた部分もありましたが、それでも自分の欲しいものを自分で買えるだけの経済力は自分で備えておきたいと思っていたし、そのために必要な知性を培う努力も少なからずしてきました。男性は経済力勝負、女性は容姿が一番という根強い固定意識は今でも消えませんが、男女平等を謳う時代に昭和の方程式は成り立たない気がしてなりません。

 

近年メディアに露出するような女性が憧れる女性は、経営者や会社役員など社会的ステータスのある人にスポットが当てられる傾向が強く、かつての憧れの的だったような社長夫人などの専業主婦層はあまり見かけない気がします。それ自体がメディアの思惑なのかもしれませんが、女性や主婦だからといって社会的に何か制限を受けるような時代ではありません。私も無意識に触発されて今にいたるのかもしれませんが、女性でもビジネスで結果を出せる時代だし、結果を出したいと思っている女性の背中を押せる立場にいたいと思っています。「どうせ私は無理」と思っている女性がいるとしたら、場面場面で都合のいい解釈をして言い訳をして逃げないことです。そして、なりたいイメージがあるのなら努力を怠らないことです。1日1ミリ(例えば英単語1つ覚えるとか)でも前進していたら、明日同じ場所に立ち止まることはありません。

 

「バリキャリ」という言葉からこんなフェミニズムに近い発想に発展しましたが、もちろん幸せの定義は人それぞれなので、各々が幸せを感じることが一番大事です。ただ、もしも今、自分の本当の幸せに蓋をして、女性としての固定的なイメージをそうゆうものだと受け止めて、日々をやり過ごしている人がいるならば、これを機に少しでも人生を振り返るヒントになればと思います。