外資で経理するOLの小言

未経験から年収1000万円達成!USCPAホルダー外資経理OLのブログです。

【スポンサードリンク】

仕事ができる人ほど手抜きが大好き

経理業務に欠かせないのは、第一に正確性、次に欲しいのはスピード。ただ早くても正確性に欠けては、同時に信用を欠くので意味がありません。けれども、時間をかけすぎれば、誰でもできるでしょと思われてしまいます。ですが、常に全力で業務に向き合って、正確に迅速になんてなかなかできません。二日酔いの日もあれば、単に仕事したくない日もあります。ただ、どんな時でもよくやってくれると思われたいのは人間の心理です。

【スポンサードリンク】

 

 

わたしの持論は、仕事ができる人ほど手抜きのエキスパートです。なので、わたしはモチベーションが高い時は、常に手抜きをするための仕組みを考えています。大体の業務はパターン化できるので、それに合うテンプレートをひたすら用意します。アウトプットが必要なものは、ExcelでもWordでもPower Pointでも、固有の情報のみ変えれば対応できるような資料作りをするし、レビュー業務であればリスクのあるポイントを抑えて他は見ない、調べ物で将来また必要になる可能性がある情報はリスト化し、調べたインターネットのリンク先をメモする、などなどとにかく業務をパターン化することに努めています。できない業務ももちろんありますが、経理業務に特化して話すとパターン化できる部分が結構あると思います。同じデータを毎回加工するなら、マクロを組んでしまえばいいし、報告メールもテンプレートがあればコピペで5秒です。

 

余裕がない時はもちろんのこと、余裕があるときはさらに余裕を確保できます。突発的な依頼にも対応できる余裕が生まれます。仕事はできる人に集中し、外資系は特にですが、それに応えられる人だけが評価されます。消極的な態度を見せたり、信頼性の低い成果物を差しだす同僚が周りにいたら、なおさらチャンスです。多くは語らず、結果で周りを頷かせる人こそ、仕事のできる人だとわたしは思います。ただし、四六時中全力ではなく、手抜きをしながらそれを可能にできれば、ストレスも溜まりません。

 

取り組んでいる業務の目的や背景を意識的に考える癖がつくと、手抜きポイントが比較的簡単に見えてくると思います。仕事ができる人と一言に言っても、上には上がいて、もっともっと上を目指したいものですが、若くして上位ポジションにいる人を見ると賢く手抜きができているなと思ってしまいます。手抜きをすることにはもちろんリスクがありますので、リスクの取れる人がその選択をし、成功への近道を発見できるとも言えるのかもしれません。慎重派の方には、わたしの持論は響かないと思います。